2015-01-18

Violetta



“1977年、母親が実の娘のヌードを撮るという反道徳的なテーマで、フランスのみならずヨーロッパや日本でも大きな議論を呼んだ写真集「エヴァ(発売当時は「鏡の神殿」)」が発表された。それから34年を経て、被写体だった娘のエヴァ自身が監督となり映画化。2011年のカンヌ映画祭において批評家週間50周年記念映画として上映され、物議を醸した問題作がついに日本公開。カンヌでも、少女を妖艶に描いたことの是非について、批評家の間で波紋を呼んだ。母親を憎み続けたエヴァ監督自身の実体験に基づいたエピソードが随所に盛り込まれ、自分の思い通りに娘を動かそうとする母との激しくリアルな葛藤描写も話題になった。”


女性写真家が娘のヌードを撮影し写真集を発売、母親の要求は次第にエスカレートし徐々に反発するようになる娘、という実話に基づいた映画、そんなことが70年代におきていたという事実にまず驚くところ。 前知識もなく見た映画の感想は、とにかくヴィオレッタ役のアナマリアの美しさに尽きます。ブロンドのロングヘア、透き通った白い肌に青い目、小さな赤い唇、どんどん母親化していく派手な服装。うっとりするほどの可愛らしさで、アナマリア完成度高すぎ。

そして映画を見終わったあとに気になるのは実際の「EVA」がいったいどんな写真だったのかというところ、写真を何枚か見ると息を呑む、それ以上何も言えないという、強烈さだった。 なんていうか、母親、本気。 おふざけや邪な感覚で脱がして撮ってるわけじゃない、というのを一瞬で感じました。私はね。


自分の子供をタレントにモデルにSNSにという少なくとも第三者から見ると親のエゴ丸出しな行為とは一線を画する、アートが頭のなかにあるからそれを表現した作品、それが娘であっただけのこと、それの何がいけないの、と。





映画の中で展覧会で写真を見た人が「ベルメールっぽい」と言うシーンがあって「そうかな?」と疑問に思ったのはシュルレアリスム要素を可愛くてちょっぴりセクシーなヴィオレッタからあまり感じられなかったのだけど、実物のエヴァの写真は着飾りながらもふてくされたような表情で複雑なエグさも絡み合い、確かにそういう路線なのかなとなんとなく思いました。

かれこれ十年前ほど前に球体関節人形にはまり、ベルメールは強烈すぎて踏みとどまってしまったにしても、天野可淡、四谷シモンなど日本の有名な作家の中で恋月姫の作る人形に目を奪われ、実際に展覧会も見に行くほどで、けれどロリータ的なものに惹かれたわけではなく、その精巧さと危うさのバランスに陶酔、きれいな顔の人形が可愛らしいフリルの服を纏っているものより、裸の状態が何よりも素晴らしかった。血の通っていない完璧な顔立ちなのに間違いなく幼児体型、指先や関節、乳首と陰部、瞼と唇の全く邪気のない淡く鮮やかな赤み!
 見てはいけない気がするんだけど美しいから見てしまう、その感覚をヴィオレッタには感じました。ヴィオレッタはヌードにはなっていないにしても、もっと妖艶な表情を仕草を引き出して欲しい、とモラルそっちのけで思わされてしまうところが共通するのかな。





一番ため息をついたのは、映画の終わり方。施設に母親が会いに来たと知ると窓から飛び出して一目散に逃げるヴィオレッタ。ここで最後まで振り返ることなく走り続ける。今捕まるかどうかという問題ではなく、母親の姿が見えなくともいつ何時も逃げ続けなくてはならないという心情、これはまぎれもなくエヴァ本人が監督した作品だと、腑に落ちたラストでした。

エヴァはインタビューで映画は実話よりライトにしている、忠実に再現したらホラーだ、10歳の子供を脱がせられないと言っていました。確かに映画の中ではヌードのシーンもなく、可愛らしくやや退廃的、コケティッシュな映画用に作られた気がしたので、そこでも納得することが出来ました。実際のエヴァはヌードで脚を開き、12歳では映画で大胆なセックスシーンまで演じるようになる。物語になんてならないほどの歪みきった関係と日常がそこにはあった、ということ。

実際にエヴァは母親を相手取り、「子供時代を奪われた」として損害賠償と写真返却を求める裁判を起こし勝訴、一万ユーロの支払いと写真のネガの引き渡しを命じる判決が下されています。 その一方で自身も写真家として活動する一面もあり尊敬する人は「母親」、映画を見ていても母親だけがクレイジーというイメージを与えることなく、凡人とは異なる持って生まれた才能に母親自身も振り回されている印象をうけました。だからといってしては良いこと良くないことはあるにしても。

きっとこういう事実に終わりなんてないし、けれどエヴァは気持ちの整理の仕方を取得している人なんだなと思いながら、二回目を見終えました。



2015-01-04

TOM FORD



年明け最初のお買い物はTOM FORD BEAUTYで幕開け。

1/2の発売日にもかかわらず半分以上の色が売り切れていたLIPS&BOYS #17 FLYNN

足のネイルはいつも赤なので、それなら今年はTOM FORDの赤! #13 CARNAL RED




手が大きめなのでやたら小さくみえてカワイイ。

もったいなくて使えないと言ってると眠らせてしまう可能性大なので、明日から使います。